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雪祭りと氷の祭典




2020年2月4日

 ”一度は行きたいさっぽろ雪まつり”、と早々に予約して楽しみにしていたのだが、中国武漢市で発生したコロナウィルスが拡大するにつれ、中国人が大挙する北海道への旅が恐怖になってくる。

 出発当日福岡空港で中国人とすれ違うだけで不気味に感じていたが、新千歳空港で大勢の中国人にまみれてしまうと神経が麻痺してしまったのか、あまり気にならなくなってきた。

今年は少雪のため滑りやすいとのこと。

 40数名のツアー申込者がコロナ騒動キャンセルで28名になり、バス座席に余裕が出来てラッキー。

昨日は大荒れの天気で風雪のため空港閉鎖になりツアー中止だったということ。北海道ではよくあることらしく、無事天気に恵まれたこともラッキー。




バスで層雲峡へ。例年の半分ほどの積雪とはいえ、砂川あたりから猛烈な雪になり、視界があまり効かない高速をどんどん走る。




ホテル着後夕食を済ませて“氷瀑祭り”へ。ものすごい風雪に吹き飛ばされそうになる。去年11月から石狩川の水を吹き付け造られた氷像や氷の建物がライトアップされて幻想的。見ごたえ充分

アナ雪”の映画のような氷の宮殿



不思議な世界へ紛れ込んでしまいそう。


時折り竜巻のような風が吹くとパウダースノーが巻き上がり、顔が痛い。

 
照明で表情が変わる氷の館


手袋をしていても指先が痛くてがまんできない。もっと遊んでいたかったが1時間もせずにホテルへ帰った。
温泉に直行すると、ほとんどが中国人で参ってしまう。


二日目の朝、露天風呂へのドアを開けようとすると大雪山からキラキラ光る氷交じりの強風が吹きつけてきてぶっ飛びそうになる。三回目の挑戦でやっと外に出て露天風呂に浸かることが出来た。


昨夜の猛吹雪が嘘のような晴天の旭山動物園。

 

11時からのペンギンのお散歩に続々と集まる観光客。冬場の一番人気スポット。

 


たったこれだけのペンギンの散歩を見るために大勢の観光客がずらりと並んで長時間待ってカメラを向ける。

動物園では抜けるような青空だったが、札幌へ向かう途中雪がどんどん降ってきた。

雪まつり会場に着いた時は目を開けていられないほど。昨夜の雪とは違う湿り気のある雪で帽子や服にどんどん積もっていく。写真を撮るのが嫌になってしまう程。体力が急速に消耗していき、祭りを楽しむ気分がダウンしてしまった。雪像に積もった雪をホーキで払うのも大変のようで、スタッフの苦労は見ていても気の毒になる。」





HBCポーランド広場。ワジェンキ公園の水上宮殿とショパン像

 

 サザエさん一家とウィンタースポーツ


 
   ジャンプ台でスノーボード大会が盛り上がっていた。
 
三日目、定山渓温泉を出発、“支笏湖氷涛祭り”へ。車窓から昨夜の豪雪が見て取れる。青空に映えた雪景色が美しい。
 
 
支笏湖の水を吹き付けて作った大きなオブジェは清潔な水色に輝いていて吸い込まれそう。圧倒されてしまう。
 

午前中のせいか、さっぽろ雪まつり程メジャーではないのか観光客はまばらで静かな雰囲気
 
 
 
 
 
 
 
 

例年より少ないとはいえ新千歳空港は混雑していた。ラーメン横丁はほとんどが中国人でちょっとドキドキものだった。今回の旅の間、コロナウィルスへの恐怖心がずっとついてまわった。


福岡空港は温かく、九州の有難さを実感する。
 
 
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