気ままに富山4日間


2025年6月29日〜7月2日

のぞみ、サンダーバード、つるぎ、と乗り継いで富山着午後4時過ぎ。


越中富山のハンゴンタンのイメージとはかけ離れた垢ぬけた街のたたずまいに驚く

環状線にトラムが走り、お洒落な花々に飾られたメインストリートはヨーロッパの街並みのようだ。

てくてくホテルまで歩きながらこれからの4日間に思いを馳せる。



   



 ホテルのフロントでお勧めの居酒屋で乾杯!




 


 一日目


まずはトロッコ電車に乗らなければと張り切って駅に行ったものの、丁度電車が出たばかり。

宇奈月駅に到着したのは昼真っ盛り。

トロッコ電車は吹き抜けなので走っているときは涼しいのだが停車するととたんに汗が浮き出してくる。
折り返し点の猫又駅では外国人の作業員たちが死んだようにぐったりと横になっているのを見て気の毒になってしまう。

強い日差しに歩くことが苦痛で宇奈月温泉を観光するのが嫌になり、新幹線で新高岡に向かう。
井波と新湊の観光をと思ったのだが、両方とも遠いということが解り、明日にすることにした。
 

  
せっかくなので高岡の瑞龍寺だけは行こうとバスに乗る。

瑞龍寺は国宝寺院。壮大な山門、仏殿、法堂に圧倒される。あちこちに去年の能登沖地震の爪痕が残り修復中だった。

夕方のせいか人影がまばらで静けさに包まれて古刹の雰囲気が強く感じられる。
茶店のかき氷がおいしい。

一旦高岡駅で降りようとしたタクシーの運転手に勧められて高岡の大仏様に会いに行く。
  • 高岡の大仏様は街の真ん中にお座りになっている。

    日本一のハンサム大仏と銘打っているだけにさすがにすっきりと現代風なお顔。

    尼さんが御守りなさっている。
    街中の人たちから愛されているのが解る。
 
 
3日目 7月1日
 朝刊で今日が立山の山開きだと知る。
急遽計画を変更して立山アルペンルートに行くことにした

富山駅で駅弁を買い通学ラッシュの電車の中で朝食。

高校生が湧くように乗り込んでくる。



 立山駅は丁度山開き神事が執り行われていた。
ケーブルカー、高原バスと乗り継いで2450mの室堂は雪景色、涼しさを通り越して寒い。

立山トンネル電気バスで大観峰、そこからロープウェーで黒部平、ケーブルカーでよ
うやく黒部ダムに到着。
 



 
大迫力の音と風を感じる放水。
展望台に登れば、息を切らしていたことを忘れるほどの圧倒的な景色が広がる。

 
 室堂、みくりが池の雪に囲まれた深い青色に凄味を感じてしまう。

アルペンルートの切符購入時、高額過ぎると感じたが
充実した交通機関とスタッフの対応にすっかり満足して決して高くはないと思った。

   

夕食はガイドブックお勧め“廻る富山湾 すし玉”で。さすがにスシローとは格段の違いがある。

7月2日 4日目

一番の目的地、木彫りの街井波に行くことにする。


高岡駅で バスを待つこと1時間、揺られること1時間、ようやく井波にたどり着いた。

中世の創建以来、北陸における浄土真宗の一大拠点だった瑞泉寺が江戸中期に消失。再建のために京都の御用彫刻師が派遣され、井波の大工に技を伝えたのが始まりだったとのこと。

今も全国から彫刻師を目指す若者が集まり修行を続けている。

井波彫刻総合会館でプロの彫刻師の作業の様子を見、話を聞けて仏像彫刻を趣味にしている連れ合いは参考になった様子。





昔の風情たっぷりの古い街並み、話しかけると親切な人たち。

まだまだゆっくりと見て廻り、過ごしてみたいと思わせられた井波だった。

とにかく交通の便がわるい。

また訪れることが出来るなら是非ともレンタカーで廻るべきだと思った。
 こちらでは小学校入学の男児に木彫りの菅原道真公を嫁の実家から贈る風習があるとのこと。
 
30,40万円はざらで200万円するのもあるとか。

男の孫が6人いる我が家はどうしたものか。
井波でなくて助かった。
 

今度の旅で実感したこと、それはスマホの使いこなしだ。せっかくのスマホの機能を全然使えなくてガイドブック頼り。
目的地、交通機関、全て見れるはずなのにカメラ機能しか使えない。
次回の旅行までには何とかマスターしたい。

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