冬の日光と鬼怒川・草津温泉



2018年2月13日〜15日  2泊3日温泉ツアーで念願の草津温泉方面へ。20日前に噴火した草津白根山の状況も若干不安があるが、それより降雪による交通網への影響が心配だった。

 当日福岡空港に着くまで横なぶりの雪が降っていた。
離陸してすぐ下を見ると雲がだんだん切れてきて地上の景色が朝日に輝いてはっきり見える。瀬戸内海の小島がクッキリ、そして富士山が大きくハッキリ。有り難くてテンションが上がってきた。

 バスで日光へ向かう。、首都高、東北線を通り、埼玉、群馬県を通過。うつらうつらして館林で目が覚めるとすっかり田んぼの景色。栃木県に入ると佐野サービスエリアでトイレ休憩。演習の帰りだろうか、在日米陸軍の若い兵士があふれていた。

 宇都宮I.Cで高速を降りて日光宇都宮道路を経て日光東照宮に到着する。
下車した途端、強烈な寒さに襲われた。世界遺産の寺社仏閣に雪が積もって、雪の白さに映え一段と清らかな美しさ。漆塗りの廊下を歩くと冷たすぎて頭が痛くなってくる程。

 鬼門除けの壁掛けを買う。¥3000也。お念珠、お札、御守り、不安を安心に変えてくれるグッズを次々に勧められて、なんと商売気の強い坊様達かとあきれてしまった。維持費修復費捻出のためと聞かされてそれならと納得する。国の補助では膨大な費用が賄えないらしい。

 鬼怒川温泉に17時着。大谷川沿いにホテルがずらりと並んでさすが日光の奥座敷。ゆっくり温泉を楽しむ。


雪の中、凄味さえ漂う冴えわたる美しいたたずまい。 


実際見たことが無いのに造られた象。リアルさはないが迫力満点。


“見ざる言わざる聞かざる”三猿は神馬をつなぐ神厩舎の長押の上にある。



日光の霊廟建築の代表、陽明門。一日中眺めても飽きないことから「日暮門」とも呼ばれている。


実際に見ると「眠猫」全長21cmほどで意外と小さい。


鬼怒川沿いに建つホテルの部屋からの眺め。冬の夕暮れの景色は物悲しい。



2日目

 バスを降りると中禅寺湖と雪をかぶった山々が輝いていて、思わず歓声が上がる。奥日光の入り口に位置する周囲約25km、最大水深163mの湖。およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれている。


 エレベーターで100m降りて絶好のスポットから見ると、半分凍った滝の様子が迫力満点!さすが日本三名爆の一つと言われるだけのことはある。中禅寺湖の水が、高さ97メートルの岸壁を一気に落下する壮大な滝で、自然が作り出す雄大さと、華麗な造形美の両方を楽しむことができる。
 雪と陽光に輝く滝を初めて見て感動する。


中禅寺湖、華厳の滝、いろは坂、と日光観光を楽しんだ後はいよいよ待望の草津へ。


 

 よくテレビで見る湯もみのショー。
歌に合わせて湯もみガール達?の実演の後、観客も体験出来てなかなか楽しい。



 硫黄の臭いに圧倒される。普段は大勢の観光客で歩くのさえままならない湯畑だが、草津白根山噴火直後の風評被害で人影まばら、ホテルは閑古鳥。
 
                       3日目
 嬬恋村を通って軽井沢へ。上信越国定公園・鬼押出し園へ行き、浅間山北鹿ジオパークを案内付きで廻る。強風にあおられ歩くのもままならない。



鬼押出し園内に建つ東叡山寛永寺。天明3年の大噴火で犠牲になった人たちの御霊を供養している。



 小江戸川越のシンボルともいえる存在ともいえる時計台。川越城主酒井忠勝が城下に建てたのが最初で、時間を知る手段のなかった当時に、庶民たちに時を告げる手段としておおいに親しまれる存在だった。

 
 もともとは類焼を防ぐための耐火建築で、町家形式として発達した蔵造り。黒漆喰の壁に、大きな鬼瓦、重厚な造りの商家が連なり、江戸の面影を留めている

川越祭り会館で江戸情緒あふれる川越祭りをちょっと味わった後、羽田に向かった。
 
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