スコットランドの古都エディンバラ


9:00発特急列車(IC)エディンバラ行きに乗ると快適な列車の旅が始まった。イギリスの全部の列車が乗り放題のブリットレイルパスは便利だ。

車窓からはだんだんと寒そうな景色が広がる。果てしなく広がる丘陵地帯、放牧の羊、馬、牛たちも寒そう。馬の背中にはコートを かけてある。
ヨーク、ニューキャッスルと大きな駅を過ぎてベリック・アポン・ツィードでイングランドは終わり、いよいよスコットラン ドに入る。

 13:30エディンバラ着。駅から街を見上げると思わず「すごい!」と声をあげた。そびえる昔の建物群!映画のセットのようだ。
ひしめくあうようにして建つ石造りの家々と石畳の通路と急な階段。ワクワク、きょろきょろしているだけでめまいがしてき た。

 荷物をホテルに置いて小高い丘に建っているエディンバラ城まで歩く。何世紀もの間スコットランドとイングランドの攻防 戦の中心となった城。中には色々な見どころのある建物が残っていて興味深い。映画“ブレイブ・ハート”で見たウィリアム ウォレスの像が立っている。外に出れば街の眺望がすばらしい。

市内観光バスの2階から寒風に震えながらエディンバラのオールドタウンとニュータウンを一応ぐるりと見て廻る。世界遺産 に認定された美しい街並みを堪能する。タータンチェックの土産物屋に入ってマフラーやスカートを見てみたが高価で手が出ない。

 ホテルのスポーツバーでサッカーを見ながら夕食を楽しむ。姪はこちらに来てからサッカーファンになったらしくて、ビー ルを飲みながらリバプール対レアルマドリードの画面から目を離さない。私はBS TOKYOを興味深く観いってしまった。ひと味違JAPANが見えてくる。ここも安ホテルなのでほとんどが若者ばかりで大いに盛り上がっている。一応ツィン部屋でそれ だけでもくつろげる。いつの間にか私自身この環境に違和感を感じなくなっている。とはいうものの、気持ちは若者になっても体はくたくたで私が眠っている間に姪は洗濯をして来てくれた。申し訳ない。。

10・23
 スコットランドにしては珍しく暖かい1日。スコットランド国立美術館を観た後、エディンバラを13:35発インバネス行き の電車に乗る。
海や河、木々、丘陵、すべてが重厚な色合いで、深まりゆく秋の心に染み入るスコットランドの景色は見飽きない。



エディンバラとは“斜面に建つ要塞”の意味。ひしめき合うようにして石造りの家が立ち並んでいる。


城からはエディンバラの町並みが一望できる。スコットランドの寒い風に震えてしまう


夕刻迫る城内に人影が少なくなって古城の雰囲気が高まる。



スコットランド王家の系譜図


パブのメニュー。スターター(前菜)、メイン、デザート

若者でにぎわうホテルのレストラン
経済学の父、アダム・スミスの銅像
彼はスコットランド人だった。

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